【第2回】ボーカル・モニターでの注意点『エンジニアが教えるボーカル・エフェクト・テクニック』

2016/04/13
by Takashi Watanabe

正しいボーカル・レコーディングについての基礎知識を!

 
株式会社リットーミュージックさんとの共同企画で、全4回に渡ってお送りする『エンジニアが教えるボーカル・エフェクト・テクニック』。
 
 
『エンジニアが教えるボーカル・エフェクト・テクニック』
著: 角 智行 / 発行: 株式会社リットーミュージック
 
本連載では、1人で宅録を勉強中の方が、正しいボーカル・レコーディングについて基礎中の基礎を学ぶ、ということに焦点を絞り、制作ノウハウをご紹介していきます。
 
第2回では、前回ご紹介した正しい『マイク・セッティング』に続き、ボーカリストが歌いやすい環境をつくるための、『ボーカル・モニターでの注意点』を学んでいきます。
 
 
ボーカル・モニターでの注意点

 

本画像は著者および株式会社リットーミュージックより使用許可を得て掲載しています。
無断での転載/複製は固くお断りいたします。
 

自分の声を確認しやすいモニター方法を


 

普段と違うヘッドフォンのモニターに慣れず、自分自身の声が聞き取りにくい場合、耳にかけるイヤフォン(SONY MDR-E5LC)を使用することもオススメです。音漏れには注意が必要ですが、ボーカリスト自身の声の響きを聞くことができるので、音程がとりやすくなります。

イヤフォンが手元になければ、ヘッドフォンの片側を外してモニターすることや、片側の耳を指で塞ぐこともありです。そうすることによって、ボーカリスト自身の響きを聞くことが出来ますので、より歌いやすくなります。この方法は、ライブで歌っていて自分の声が聞こえないときにも使える方法なので、お試しください。

 


 

正しいボーカル・レコーディングについての基礎知識を!

 

 

定価:(本体1,900円+税)
発行:株式会社リットーミュージック
 
本の詳細はコチラから
 
 
著者プロフィール:角 智行(すみ ともゆき)
 
レコーディング・エンジニア。ミキサーズ・ラボ、YAMAHAエピキュラススタジオ、Sound City Studios(L.A.)、ヤマハミュージックセンター池袋でのエンジニア勤務を経てフリーランスに。現在は、ジャンルを問わずに多くの録音を手掛け、レコーディングだけでなく、マスタリングを含めた総合プロデュースを行っている。著書に『スグに使えるEQレシピ』。

 

 
 

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