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ボカロP Fushi:ボカコレを制したハングリー精神とインディペンデントな活動哲学
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ボカロP Fushi:ボカコレを制したハングリー精神とインディペンデントな活動哲学のサムネイル

音楽って別にバンドじゃなくても一人でできるじゃん。

2019年にニコニコ動画にアップロードしたデビュー作『フロムナインス』がボカロ界隈に大きな衝撃を与えたボカロPの”Fushi”。その後、勢いは止まらず2021年秋の「The VOCALOID Collection(ボカコレ)」において、ルーキー部門で優勝・殿堂入りを果たした。

様々なVOCALOIDの公式デモソングを手がけるなど、ボカロ界隈での活躍がめざましい”Fushi”のインディペンデントなボカロPとしての音楽活動/マインドに迫ったインタビューは以下。


「サブスク配信って俺ら普通にできるの?」っていうのから調べて・・

デビュー作『フロムナインス』をニコニコ動画へアップロードした”Fushi”は3日間で1万再生を超え、憧れのボカロPからも楽曲を拡散されるという自らも予期しない大きな反響を得た。

SNS上での「サブスク配信されないかな?」というファンの要望に応えるために調べてたどり着いたのがTuneCore Japanだった。

当時はサブスクリプション型音楽配信サービス(AppleMusicやSpotify)に自身の楽曲を配信することは、ハードルが高く自分で出来ると思っていなかったとのことだった。

Fushi:”どうやらTuneCore Japanっていうのがあるらしい…じゃあちょっと調べてみて登録してみて、「これ本当に配信できそうだ」って思って。

結構自分までエゴサーチってするタイプなんで「ちょっとここいらでこのツイートした人驚かしてやろう」って配信してみましたね。” (インタビュー引用)

基本的にボカロPは”インディペンデント”だと思っている

バンドを脱退したばかりの”Fushi”が出会ったのは「ボーカロイド」という領域だった。バンドとは異なり1人で楽曲を完成まで持っていくことが出来る点に可能性を感じたFushiは、ボカロPとして音楽活動をスタートした。

自身のバックボーンであるRockをベースとし、作詞や作曲全てを一人で行っている。

またMVなどのイラストについても、自身の思い描く楽曲イメージとマッチするようにクリエイターへ依頼するなど、自身で”クオリティーコントロール”を行っているという。

この”クオリティーコントロール”を自分自身の裁量で出来る部分がインディペンデントとしての魅力だと語る。

一部のSNSしか見ていないリスナーでも情報を追えるように

YouTubeでは自身の作品やMVをただアップロードするだけではなく、依頼された仕事に関する楽曲やライブ情報・リリース情報を詳細に記載している。

また、X(旧Twitter)でも同様にリリース告知用ティーザーをアップロードする等、自身のSNSを一部しか追っていないリスナーが情報を都度追って行けるように意識しているという。

またリスナーからのリプライに対しては必ず返信を行っているなど、プロモーションの一番大きな要素である「リスナーへ認知」を継続的に行ってもらうためのケアも自身で行っている。

About Fushi

2019年デビューのボカロP。ロック調のギターリフなどが特徴的な”ボカロック”の作品をリリースしている。

2021年の「ヱスケイプ」でThe VOCALOID Collection(ボカコレ)春ルーキーランキング2位、秋のボカコレでは「インビジブル」で1位を獲得し、数々の作品が殿堂入り(再生回数が10万回を突破したもの)している。

2025年3月15日(土)には自身初となるワンマイライブ『FROMNINTH』が開催される。

YouTube: https://www.youtube.com/@dmotmonai
X: https://x.com/DmoTmonai
Instagram: https://www.instagram.com/dmotmonai/
TuneCore Japan: https://www.tunecore.co.jp/artists/Fushi-9

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