リリースを "リリースするだけ" にしないために
TuneCore Japanでは、毎日膨大な量の作品がリリースされています。しかし1リリースに対して費やされる熱量にはアーティストごとにかなりバラつきがあることに気が付き、ある時とあるアーティストになぜリリースするだけにしちゃうのか、と聞いてみたことがあります。すると、以下のような回答が返って来たのです。
「え?リリースって、リリースするだけじゃないの?」
私たちは多くのアーティストの成功や失敗を見て来ています。成功のパターンには様々あって、目指している先や見せたい世界観によって一様なことは言えません。しかし失敗パターン、特に活動の初期フェーズにおいてなかなか伸びない時の原因は、多くの場合「やるべきことをやり切れていない」が当てはまります。

リリース活動は、ストリーミングサービスやSNSが当たり前になった昨今において、最重要とも言える活動の1つです。言い換えると、膨大な数のアーティストがリリース活動を当たり前に行っていて、あなたはその中から見つけてもらわなければなりません。
そんな時代の中で「ただリリースをするだけ」では、リリースの効果を最大化する行動を行っている他アーティストに遅れを取る一方。ただし、なぜみんながみんな「やるべきこと」をやっていないのかの原因は、前述の問答まで私たちもわかりませんでした。
「そうか、やるべきことが何かって情報、ぜんぜん出回っていないんだ!」
本記事では、初めてリリースを行う、もしくはリリース活動を始めて間もない駆け出しアーティスト向けに、リリース活動で最低限やるべきことの全容を紹介します。活動に正解はありませんが、少なくとも「やってる人たちはやっている」ことを知って、ぜひあなたの次のリリース活動の参考にしてみてください。
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リリース活動の基本的な考え方
リリース活動の「やるべきこと」とは、リリース活動の効果を最大化するためにできることを全てやり切るということです。そしてリリース活動の効果とはすなわち、ファンとのコミュニケーションをなるべく広く、なるべく深く取れることです。駆け出しアーティストであれば、まだファンも多くないケースが多いので、今回は既存のファンと "深く" コミュニケーションを取る活動は省略して、新規のファンと "広く" コミュニケーションを取る活動に絞って紹介していきます。
ちなみに、"深く" に関して知りたい場合は、TuneCore Japanがユーザー向けに不定期開催している「アーティストラウンジ」にぜひご参加ください。後半で交流会を行うことが多いので、そちらでスタッフに聞いていただければぜひ紹介させていただきます!
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